きれいだから居心地がいい、とは限らない

数年前、学生時代の友達のうちに遊びに行ったときのことです。
友達は早くに結婚し、当時すでに小学2年生と5歳の子どもがいました。
友達の家は
、一戸建て。一階は台所と広いダイニングルーム、そして和室。かなりゆとりのある間取りでしたが、やはりやんちゃ盛りの子どもが2人もいるので、ものが溢れていました。
友達はばりばりフルタイムで働いているので、きっとハウスキーピングする時間も取るのが大変なんだな…と思いました。
床にはおもちゃ、絵本が散乱。ダイニングの広いテーブルの上にも、子どものものがたくさんあって、食事の際に食器を置く場所を作らなくては、という状況でした。
でも、不思議なことに、とても居心地が良かったのです。
冷蔵庫には子どもの描いた絵。リビングには家族旅行の時の記念写真。何というか、雰囲気がやわらかいのです。
一人暮らしで、できるだけ物は増やさないようにと暮らしていた私。居心地が良い、イコール、整理整頓されているきれいな部屋、という思いがあったのですが、すっかり覆されてしまいました。
きれいでも、落ち着かない部屋もありますものね。

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